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フローズン・ヨグルトのブームの影で
スペインの消費者団体OCUが発表したデータによると、「フローズン・ヨーグルトは宣伝文句ほどには健康ではない」とのこと。
以前「スペインのフローズン・ヨーグルト戦争」についてブログ記事を書きましたが、基本的にこれらは「ヨーグルトの健康的なイメージ」により、その他のアイスクリームとの差別化を図っているわけです。
フローズン・ヨーグルトのブームは、スーパーでのアイスクリーム売り場にも変化をもたらし、現在ではYolando や Yogooなどのスーパー向けのフローズン・ヨーグルトのブランドも登場。
スペイン最大スーパーマーケットチェーンのメルカドナではPB商品を開発。llaollaoなどの専門店へ行かなくても気軽に家庭でフローズン・ヨーグルトを食べられるようになりました。
そこに発表されたOCUの分析データ。。。。
1) フローズン・ヨーグルトは糖分が通常のヨーグルトよりも多く、ヨーグルトの健康ポイントである乳酸菌などの菌類は少ない。
2) スーパーで売っているフローズン・ヨーグルトは脂肪分が多い。専門店のは通常のヨーグルトと同じくらいの脂肪分。(ただし、専門店の1カップはスーパーの1カップより量が多いので、1回分の摂取カロリーは同じくらいになってしまう。)
3) スーパーで売ってるタイプは牛乳の脂肪分ではない植物性脂肪(パーム油などが原料のものなど)が含まれているものがある。
4) 値段や量の比較など
彼らの結論は、
”フローズン・ヨーグルトは「ヨーグルト」 というよりも、「アイスクリーム」だ。”
なお、llaollaoはこのOCUの発表にさっそく異議を唱え、独自のデータで反撃に出ています。
私の中では、暑い夏にアイスクリームを食べるところを、フローズン・ヨーグルトにすることで、何となく「甘いものを食べる罪悪感」が減って、しかも「ちょっと健康的」な感じがしていたのですが、そんなに世の中、甘くはないですね・・・(苦笑)
でも、フローズン・ヨーグルトって、ヨーグルトと違って、毎日食べるものでもないし、普段の生活の中での位置づけとしてはアイスクリームと同じ嗜好品だと思うので、OCUのヨーグルトとフローズン・ヨーグルトとを比較した今回の発表は、それほど販売に影響がないのではないかと思います。
どちらかというと、アイスクリームとフローズン・ヨーグルトを比較してもらった方が良かったかな?というのが感想でした。
写真参照: llaollaoホームページ